公益社団法人 大阪府理学療法士会主催の区民公開講座は、大阪市城東区民に理学療法技術を還元するために健康増進、維持、障がい予防に貢献することを目的として実施しており今年で6回目を迎えます。昨年度より城東区地域包括支援センターと共催し、より地域と密着した講座となっています。

今年度は「健康寿命を延ばす血管力セミナー」と題して、社会医療法人大道会　森之宮病院 リハビリテーション部　理学療法科　森　正志氏による講演および血管力を高める体操を実演しながら行っていただきました。血管の基礎だけでなく、早期発見に役立つ脳卒中や心不全、閉塞性動脈硬化症などの初期症状やその対策などの講義も行われ、また質問紙表によるリスクチェックなど区民の方が全員参加できるような講義も行われました。講義はおよそ40分程度行われ、休憩を10分ほど挟んだ後、血管機能を維持するための体操を、講師およびアシスタントが安全配慮を行ったなかで実施しました。参加者は、40歳から90歳代の計103名でした。

　　今後も城東区民の方々の健康づくりや障がい予防のためにリハビリテーショ　ンに関する知識をお伝えできる機会を設けたいと考えております。また、事業　を出来るだけ多くの区民にご案内できるよう、社会福祉協議会と共催し、地域　の病院、訪問看護やケアマネージャーの方々にも直接ポスターを配布しながら　地域に還元できる団体を目指していきたいと考えております。

公益社団法人 大阪府理学療法士会

大阪市北ブロック　城東区民公開講座委員

　　 森之宮病院　高松　賢司

平成30年2月24日、公益社団法人　大阪府理学療法士会大阪市北ブロック主催　淀川区区民公開講座（後援：淀川区社会福祉協議会）を開催いたしました。今年度は「介護予防体操～人生に活気と生きがいを～」と題して、たつえクリニック　岩崎 圭佑氏と大阪回生病院　渡邊 祥文氏による講演・実技が行われました。淀川区では今年で2回目の開催であります。

初めに岩崎氏が運動の基礎知識、介護予防について講義を45分程度行い、その後渡邉氏による参加者が普段から実施しているいきいき100歳体操を中心にポイントを実技を交えながら解説しました。

当日は、118名の方に参加をいただき、淀川区民の方々の運動に対する姿勢や問題点・悩み等、実際の声を聴くことができ、私自身にとっても貴重な経験となりました。

来年度も開催し、区民の多くの方が運動する機会を得ること、また知識をつけることで、健康寿命を延ばし、日々の生活がより良いものになればと考えております。

 公益社団法人　大阪府理学療法士会

 大阪市北ブロック　淀川区区民公開講座　運営準備委員長

 大阪回生病院　リハビリテーションセンター　岡野　真伍

　平成26年9月7日にクレオ大阪東にて、区民公開講座を開催致しました。

　城東区民を対象に健康長寿と介護予防、更年期と運動の関係について実技を踏まえながら講義が行われました。実技では、歩行姿勢計（オムロン）を用いて参加された区民の方々全員の姿勢と歩き方のチェックを行い、誤嚥性肺炎予防のために先生が推奨されている「誤嚥にならん体操」を一緒に行いました。日頃から健康に気を付けている方が多く参加されていましたが、意識しにくい姿勢の歪みや歩き方を再認識できたことでさらに健康への関心も高まり「満足した」という声も多数頂きました。

　今回、区民を対象に公開講座を開催し、区民の方々へ運動に対する重要性を理解していただいたこと、また理学療法士の役割を知って頂く機会を設けられたことをとても喜ばしく思います。今後、更に区民の方々に理学療法士という職種を周知できればと思います。

　最後に、今回大変貴重な講演をしていただきました松本先生をはじめ、運営スタッフの皆様方に御礼申し上げます

森之宮病院　森　正志

　昨年度に引き続き、福島区内施設が協力し府民対象に公開講座を開催しました。今回は福島区社会福祉協議会の共催、町会との連携により広報面を強化して取り組みました。当日は天気にも恵まれ、多数の来場をいただけました。講座では疾病の基礎知識からリハビリのアドバイス、簡単な体操の指導実演を行っていただきました。一般の方にもわかりやすい構成で、時には笑い声も聞こえながら進行し、参加者には満足いただけたものと思われます。アンケートでは大多数が地域ネットワーク（町内掲示板と回覧板、区広報誌）を通じて情報を得ており、地域の資源を活用することが府民の満足、理学療法士の啓発のために有用と感じました。そして、近所と感じられる小さな単位での活動が高齢者や障がい者の方にとって参加しやすい環境づくりになると思います。

　最後に貴重な講義をして頂いた濱田浩志先生、ご協力いただいた福島区内施設の会員各位に心より御礼申し上げます。

友愛会松本病院　　柴垣信介